SEDのTopへ  |  事業概要  |  サイトマップ  |  お問い合わせへ

  1. ホーム
  2. ガイダンスと学習
  3. 海洋・環境・気象のグローバル変化について
  4. 地層・地形・地質
地層・地形・地質

地層・地形・地質

地層・地形・地質

地質については、Terra衛星に搭載されたASTERなど、光学センサでも、中間赤外域に多くの波長を持つセンサが使われます。ハイパースペクトルの衛星画像データが役に立ちます。
ハイパースペクトルセンサとは、端的に言うと、今まで観測センサとして利用している可視光、赤外線部分の波長を、大変細かく分割した波長でデータを取得するセンサです。1999年に打ち上げられたASTERの場合は、ハイパーとまではいきませんが、鉱物資源・植生でも特徴が出る中間赤外に、6つの観測波長を持っています。Terra/Aqua両衛星に搭載されているMODISもハイパースペクトルセンサで中間赤外に多くの観測波長を持っていますが、ASTERよりも長い波長域で大気成分などにターゲットがあてられています。ASTERの場合はその中でも分解能が高く、資源探査などに使われているのです。EO-1に搭載されているHyperionでもこうした観測波長があります。

植生指標(Vegitation Index)
名称 Terra衛星/ASTER Terra/Aqua衛星/MODIS EO-1衛星/Hyperion
中間赤外域の観測波長 band4 1600nm-1700nm
band5 2145nm-2185nm
band6 2185nm-2225nm
band7 2235nm-2285nm
band8 2295nm-2365nm
band9 2360nm-2430nm
band6 1628nm-1652nm
band7 2105nm-2155nm
band20 3660nm-3840nm
band21 3929nm-3989nm
band22 3929nm-3989nm
band23 4020nm-4080nm
band24 4433nm-4498nm
band25 4482nm-4549nm
band26 1360nm-1390nm
band27 6535nm-6895nm
band28 7175nm-7475nm
band29 8400nm-8700nm
band30 9580nm-9880nm
1205nm~2577nmまでの中間赤外の中を約10nm刻みで147バンド

地層が直接現れているかや、地形の条件もあり、地質判定については、条件がよい場所は、多くはありません。観測には各物質の吸収特性を利用するのですが、大気の影響の補正を含めて、多くが研究段階にあります。また、実用に使う場合は、独自の分野のノウハウと組み合わせて開発していく必要があります。宇宙システム開発利用推進機構(JSS)では、次期のハイパースペクトルセンサについて紹介されています。

地層や地形といった部分では、マイクロ波を使うSARが上記センサーデータなどといっしょに使われます。水資源や鉱物資源、石油探査などについては、それぞれが埋蔵される地層の特徴があります。 表層のリニアメント(線状の地形)や特性からどのような順番で地層が構成されているかを推定できます。地球の奥深く覗けるわけではありませんが、ごく表層にでている特徴からも多くの情報が抽出できます。こうした情報は、実際に現地で実施しなければならない調査や工事の負荷軽減に役立ちます。