1日発表のソユーズ失敗の公式見解

公開日 2018.11.08

2018年10月11日(木)に打ち上げられた「国際宇宙ステーション第57次および第58次長期滞在ミッション用ソユーズMS-10(Soyuz MS-10)」の打ち上げの失敗について、公式な見解が、ロシア宇宙機関ROSCOSMOSから、11月1日(木)に公開されました。

ソユーズFGロケットの中央の本体(2段ロケット)に周りに取り付けられた4本の液体ロケット(1段)のうちの1本の分離用噴射装置が正常に動作しなかったため、本体の燃料タンクに衝突し、タンク内の減圧が生じて、打ち上げ約2分後にエンジンの緊急停止装置が作動するとともに、ソユーズ宇宙船をロケットから脱出させるシステムが自動的に起動した。1本だけ正常に分離しなかった原因は、1段ロケットを本体に取り付ける時の作業ミスで分離用のセンサに力を加えすぎてしまったためと発表されました。記者会見では、ロケット搭載カメラで撮影された衝突時の映像も公開されました。

ソユーズ2ロケットについては、10月25日(木) に軍用ミッションの打ち上げが、11月4日(日)にはロシア測位衛星GLONASS-Mの打ち上げが、そして11月7日にはアリアンスペース社によるギアナ射点からの商業打ち上げの計3回が行われ成功しています。11月17日(土)打ち上げ予定のプログレスMS-10については、組み立てが終わっていたソユーズFGロケットの1段を全て本体から外して再点検を行い、分離センサの交換も実施されたとのことです。また、当初12月20日(木)打ち上げが予定されていた国際宇宙ステーション第57次および第58次長期滞在ミッション用ソユーズMS-11(Soyuz MS-11) は、12月3日(月)の打ち上げに前倒しされ、57次ミッションの現滞在の宇宙飛行士達は12月20日(木)に帰還が予定されています。

source : ROSCOSMOS   ロケット搭載カメラの映像(YouTube/ROSCOSMOS)


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