宇宙探査技術の開拓のためにNASAと企業がパートナーシップを発表

最終更新 2018.08.29

NASAは、商業宇宙経済や将来のNASAミッションに大きく寄与する可能性がある技術に関して、6社(計10件)との間でパートナシップ(NASA's Tipping Point solicitation)を組んだことを発表しました。契約額は合計で約4,400万ドルです。内訳は下記の通りです。

ブルー・オリジン社(Blue Origin):

  • 月着陸船に使う統合型推進系の試験に備えた極低温流体管理(1,000万ドル)
  • 同社のニューシェパードロケットを使った垂直着陸実験を行い、月着陸前に高度計や航法用レーザーセンサの実証試験を行う(300万ドル)

スペース・システムズ・ロラール社(SSL):

  • 衛星の寿命延長のための軌道上でのキセノンの補給実証試験(200万ドル)
  • ミッションの柔軟性をサポートできる高効率デュアルモードの電気推進エンジン(200万ドル)

ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA):

  • 月着陸船のためにセントール上段ステージのミッション期間を延長させる統合型流体(IVF:Integrated Vehicle Fluids)システムの飛行実証試験推進薬である液体水素と液体酸素を発電等にも利用することでバッテリの搭載、加圧用のヘリウム、ヒドラジン推進系を必要としなくなる可能性を探る(1,000万ドル)
  • セントール上段タンクを使用した蒸発量を抑えた極低温流体管理(CFM)の実証試験(200万ドル)
  • NASAの膨張式減速装置の飛行実証(LOFTED:Low-Earth Orbit Flight Test of an Inflatable Decelerator)と降下中の空中回収(190万ドル)

フロンティア・エアロスペース社(Frontier Aerospace):

  • 2020年に予定されている商業月着陸船を利用した深宇宙用の DSE、MON-25 MMH推進薬を使うロケット・エンジンの飛行認定(190万ドル)

パラゴン・スペース・ディベロップメント社(Paragon Space Development):

  • ロケット上段の極低温推進薬タンクの表面に設置する高性能断熱材 Cryogenic Encapsulating Launch Shroud and Insulated Upper Stage (CELSIUS)(160万ドル)

アストロボティック・テクノロジー社(Astrobotic Technology):

  • 省電力・軽量・高精度な受動式光学センサーを使った月・惑星向け着陸用航法センサーの実証ミッション(1,000万ドル)

source : NASA


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