風観測ライダー「アラディン」搭載アイオロス衛星の打ち上げ

最終更新 2018.08.23

日本時間2018年8月23日(木)午前6時20分に、ESAの風観測衛星アイオロス(Aeolus)を搭載したヴェガロケットが、仏領ギアナ基地から打ち上げられました。打ち上げは順調に推移し、打ち上げから約55分後に衛星は切り離され、予定軌道に投入されました。

衛星は高度320km、軌道傾斜角97度の太陽同期軌道から観測を実施する予定で、同じ地域を7日周期で観測することができます。観測データは、1周回につき1回ノルウェーのスヴァールバル諸島の地上局に送られますが、3時間以内にデータが必要となるような緊急の要請があれば、直径2.4m以上のアンテナを持つ受信局で取得が可能ということです。

アイオロス衛星に搭載されている風観測ライダー「アラディン」(Aladin)は、高度30kmまでの風プロファイルを計測できます。風速の計測精度は地上2kmまでは秒速1mの単位で、高度16kmまでは秒速2mの精度で計測可能ということです。現在の衛星搭載の風観測は、マイクロ波放射計/散乱系が主流ですが、アラディンは2つの紫外線レーザーを発射してその跳ね返りをとらえ、立体的な風構造をより良い精度で観測することができるようになります。

source : ESA


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