欧州はステーションに曝露モジュールバルトロメオ打ち上げへ

最終更新 2018.02.09

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上400km程度の低軌道を飛行しており、高速データ通信などに優位性がある特別な場所です。その利点に着目し、欧州ではバルトロメオ(Bartolomeo)という、ISS上に設置されるプラットフォームを実験施設として貸し出します。

現在、欧州は与圧されているコロンバス(Columbus)実験モジュールをISSに設置しています。コロンバス船外の前方側壁に、バルトロメオという船外プラットフォームを設置し、ユーザーに対して宇宙にアクセスし易い環境を提供する計画です。

日本では、既にこのタイプの曝露区画を「きぼう船外実験プラットフォーム」として有しています。バルトロメオは、その欧州版サービスといったところでしょうか。

2018年2月7日、欧州宇宙機関ESAとエアバス・ディフェンス・アンド・スペース社は、バルトロメオの来年の打上げに向けて、商業パートナーシップ契約を締結しました。欧州企業が出資して開発すると共に商業化を促進します。ESAは打ち上げや設置、運用を支援します。バルトロメオには、地球観測や通信事業、宇宙生物学、宇宙天気といった需要が見込まれます。

ユーザーは、高精細度ビデオを30秒間でダウンロードするのに十分な10Gbpsのデータダウンリンク能力を得られます。ペイロードサイズにも柔軟性があり、実験装置のシェアで5kgから最大450kgまでの積載が可能です。その搭載スロットは11用意されます。実験の契約から開始までは1, 2年と短く、賃貸契約は最短1年間となっています。バルトロメオの打ち上げは、スペースX社のドラゴンで2019年に実施される予定です。

source : ESA


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