ファルコンヘビー初号機打ち上げ成功

公開日 2018.02.07|最終更新 2018.02.08

日本時間2018年2月7日(水)午前5時45分に、デモ機を搭載したスペースX社の新型重量級ロケットのファルコン・ヘビー(Falcon Heavy)ロケットが、ケネディ宇宙センターから打ち上げられました。デモ機には、テスラ社のスポーツカーである赤い「ロードスター」と運転席にはダミーの人形(名前は「スターマン」)が搭載されました。

ファルコン・ヘビーは、地上数百kmの地球低軌道に6万3,800kg、火星に1万6,800kgの輸送が可能と発表されています。ライバルとなるユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社のデルタIVヘビーロケットでは、地球低軌道に2万8,790kgの打ち上げ能力とされています。また、NASAで開発中の新型ロケットSLSでは、同じ地球低軌道に約7万kgの打ち上げということです。

source : スペースX社

ファルコン・ヘビー初号機打ち上げで使用したサイドブースター2基は、それぞれファルコン9ロケットによるタイコム8衛星とSpace X CRS-9の打ち上げで使い、回収したブースターの再使用で、ケープカナベラル空軍基地に設置されているランディングゾーン1と2に2機同時に着陸しました。(着陸はビデオ中の38:00

打ち上げ後の記者会見では、レーダーに同時に写りこむのを避けるため、サイドブースターの着陸はわずかに時間をずらしたとのことです。また、コアロケットは、サイドブースター着陸のおよそ20秒後に、フロリダ沖の海上のドローンシップに着陸予定でしたが、減速のための燃料が足りず、ドローンシップから100mほど離れた海面に落ちたと発表されました。

2段の上に搭載されたロードスターと、そこにスペースX社の宇宙服を着用して座るスターマンを映すカメラからの映像も公開され、第2段の2回目の噴射にも成功しています。この後、地球周回軌道から脱出して火星へ向かい、そのまま火星軌道を通過して太陽を周回する軌道へ投入される計画です。

source : 打ち上げ中継ビデオ(YouTube/スペースX社)

source : 打ち上げプレスキット(スペースX社:PDFファイル)

7日午後0時46分のスペースX社CEO イーロン・マスク氏のツイートによると、2段の3回目の噴射に成功し、火星軌道を超えて小惑星帯にまで達する軌道になるとのことです。

source : イーロン・マスク氏Twitter


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