米国ベンチャーがニュージーランドから新型小型ロケット打ち上げに成功

公開日 2017.11.22|最終更新 2018.01.24

日本時間2018年1月21日(日)午前10時43分に、ロケット・ラボ社(Rocket Lab)のエレクトロンロケット試験機(Electron)のテストフライト第2回が、ニュージーランドマヒア(Mahia)半島から打ち上げられました。打ち上げ後8分31秒後に、第2段までの燃焼成功と、搭載されていた米国の商用地球観測衛星Dove (Flock-3P)、AIS(船舶自動識別装置)利用とGPS電波を使った気象観測を行う商用衛星Lemur 2機の、計3機のCubeSatの軌道投入も成功したことが確認されました。ロケット・ラボ社は米国のベンチャーで、民間企業が独自開発したロケットとしては、スペースX社に次ぎ、衛星を低軌道にまで投入実施に成功したことになります。

エレクトロンロケットは、直径1.2m、全長17mで、最大150kgのペイロードを、高さ500kmの太陽同期軌道へ打ち上げ可能な2段式の液体ロケットです。なお、エレクトロンロケットは、テストフライトの第1回目を昨年5月に実施し、当時第2段フェアリング分離後の機体が予定軌道まで到達せず、失敗とされました。この機体には衛星実機は搭載していませんでした。

ロケット・ラボ社は、現在5機のエレクトロンロケットを製造中であり、次の打ち上げも今年の初めのうちに実施する計画です。機体のフル生産時には、年間50回、要望により120回の打ち上げを行えると発表しています。既にNASAや、Lemur衛星の打ち上げを推進するSpire社、Dove衛星の打ち上げを推進するPlanet社などの顧客と契約済みであり、Xprize(月探査レース)に参加する5チームのうちの1つ、Moon Expressの打ち上げ契約も含まれています。

source : Rocket Lab社


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