中国の航法測位衛星の北斗2機打ち上げ

最終更新 2017.11.06

日本時間2017年11月5日(日)午後8時45分、中国の第三世代北斗衛星2機(BD3 M1,M2)が長征3Bロケットにより、四川省 西昌衛星発射センターから打ち上げられました。北斗は日本のみちびき衛星や米国GPS衛星などと同じ航法測位衛星で、今回の打ち上げは新世代の原子時計を搭載している最初の機体で、北斗シリーズとしては、24機目と25機目(Beidou-24,25)にあたります。

長征3Bロケットは、今年6月の通信衛星中星9A打ち上げの際、第三段ロケットの異常により衛星本体を正しい軌道に乗せることができず、衛星スラスターを使って運用軌道に移動することになりましたが、今回の打上げでは衛星分離の成功が公式に伝えられており、長征3Bロケットは飛行再開を果たしました。

中国の公式発表では、今回の衛星シリーズが稼働すれば、北斗システムの水平位置決定精度は2.5m~5mとなるとのことです。また衛星設計寿命は10年~12年とのことです。(米国メディアでは95%の確率で6m以下の良好な精度と伝えています。)

第二世代北斗は2012年に開始され地域的なサービスとして展開されていました。第三世代北斗システムは、2020年までに、27基の中軌道衛星と3基の軌道傾斜角を与えた静止衛星(inclined GSO)、5基の静止軌道衛星の合計35基から成るシステムとなり、世界的なサービスとして完成される予定になっています。

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