極小期に向かう太陽で大規模フレア発生

最終更新 2017.09.08

米国海洋大気庁NOAAの発表によると、日本時間の2017年9月6日(水)午後9時2分にピークを迎えたX9.3レベルのフレアが発生しました。5日から前後して中規模のMクラスと大規模のXクラスの太陽フレアが生じています。NASAの記事では、6日のX2.2とX9.3レベルのフレアの太陽観測衛星SDOが撮影した画像を公開しています。

  • 9月5日(火):M5.5フレア発生
  • 9月6日(水)午後6時10分:X2.2レベルフレア発生
  • 9月6日(水)午後9時2分:X9.3レベルフレア発生
  • 9月7日(木)午後7時15分:M7.3レベルフレア発生
  • 9月7日(木)午後11時36分: X1.3レベルフレア発生

太陽フレアの強度は、ピーク時のX線強度によって弱い方からA、B、C、M、Xに分類されます。X1とX2では10倍の強度の違いになっています。極小期に向かう太陽で大規模フレア発生太陽活動は約11年のサイクルで極大極小を示しており、現在のサイクルは2008年12月に始まる極小期近づいている時であるため、めずらしい現象といえます。このクラスの現象は、2006年12月5日に観測したX9.0以来11年ぶりです。 日本でも、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)や国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から同様のデータが発表されています。また、JAXAの宇宙環境計測情報システムからも関連する情報が発信されるようになっています。

※太陽活動が活発になり、大規模なフレアが発生すると、高いエネルギーの粒子が宇宙に向かって放たれ(CME:コロナ質量放出)ます。地球磁場と大気により、地上ではその影響が和らげられますが、太陽フレアからの影響を直接受ける衛星については、精密機器に支障をきたすことがあります。また、無線通信環境にも影響を与えますので、影響が大きい場合については、衛星を使ったサービスを含めて時に地上でも通信障害など問題が出てくることがあります。過去には、大規模送電に必要な変圧器などに影響を与えた事例もあります。地球磁場がエネルギーを受け止めることにより乱れが生じて磁気嵐が起こりますが、その影響により、オーロラが多く発生します。

source : NASA


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