15日カッシーニの終焉に向かいカウントダウン予定

公開日 2017.09.06|最終更新 2017.09.13

1997年に打ち上げられたNASAの土星探査ミッション「カッシーニ」(Cassini)は、2004年に土星周回軌道へ投入されて以来、13年間の土星観測を続けてきました。2005年には共に旅してきたESAの着陸機のホイヘンス(Huygens)が土星の月タイタン(Titan)に着陸しました。カッシーニ探査機は、4年間の基本ミッションに続き2年間のミッション期間延長があり、更にNASAは7年間の追加計画を承認してきました。追加ミッションでは、数十もの土星の月の接近飛行に挑戦し、土星とタイタンの大気中の季節変化を観測しました。

カッシーニは2017年4月に軌道を変えてグランドフィナーレに向けた軌道に入りました。土星と土星の輪の間を通る楕円軌道を22周回する軌道で、23周回目で、土星の大気圏へと飛び込みミッションは終了となります。カッシーニは地球と交信不能となるぎりぎりまでリアルタイムに近い形でデータ通信を行い土星大気のサンプル観測を行う予定になっています。終焉に向けたタイムスケジュールは次のようになっています。

  • ■9月9日(土):グランドフィナーレ22周回目の最後、土星雲頂から1680kmまで接近
  • ■9月11日(月):速度減速のためのタイタンの最終フライバイ
  • ■9月14日(木):画像カメラによる土星システム周囲、タイタン、エンケラドス、北極部の六角形のジェット気流、輪についての最終撮影
  • ■9月15日(金)午前6時45分(JST):ミッション終了に向けてアンテナを地球へ指向させてデータリンクを確立、データ送信
  • ■9月15日(金)午後5時37分(JST):土星大気への突入開始。INMS観測装置で大気のサンプリングを行うため5分間、ロール軸の姿勢を変更、取得したデータを送信。
  • ■9月15日(金)午後8時53分(JST):土星大気突入。突入姿勢を安定させるためスラスタを10パーセントの出力で作動し、ハイゲインアンテナを地球に指向し続ける
  • ■9月15日(金)午後8時54分(JST):スラスタは100パーセントの出力、大気抵抗が次第に姿勢制御能力を上回り始めるため、アンテナが地球を指向することが出来なくなり交信不能となる。土星の雲頂から1,510kmの高度と予想される

source : NASA

NASAテレビでもカッシーニが終焉を迎える前日の14日午前2時を皮切りに、イベント終了後の記者会見(15日午後10時30分~)まで数度に分けて関連放送が行われます。

     »NASAテレビ番組案内

また、ESAからもNASAテレビ下記時間帯で放映紹介が行われます。

  • ■9月14日(木)午前2時(JST):最終ミッション活動の詳細についての記者会見
  • ■9月15日(金)午後0時(JST):カッシーニの最終画像
  • ■9月15日(金)午後8時-9時30分:ミッション終了ライブ(信号消失は8時54分頃の予定)
  • ■9月15日(金)午後10時30分(JST):ミッション終了後記者会見

     »ESA IBMクラウドビデオ放映(ESA):NASAテレビと同放送


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